活動内容は大きく分けて、下記の4つです。

1. 建築の設計及び監理
2. 企業・施設・地域へのコンサルティングとアドバイス
3. まちづくり・まちづかい・図書にちなんだ企画・運営
4. 建築・図書に関する展示・出版

下記は、それぞれの活動に関する詳細です。理念的な内容、実務的な内容、契約・報酬的な内容が混然として記述されております。予めご了承ください( やや長文ですので、口頭での説明を希望される方は、コンタクトよりその旨お伝えください)。


1.建築の設計及び監理

クライアントの要望・条件を検討することはもちろん、可能な限りコミュニケーションに参加していただき、生活をより豊かにするライフスタイルの創造・実現を目指します。
また、クライアント個人にとっての豊かさを実現することは勿論、敷地の周辺環境・時には社会にも大きな影響を与えることになる建築という存在の特性を十分に考慮し、地域に対しても良好な関係を取り結ぶことができる、高い公共性を有した建築を目指したいと考えています。

・要望・環境、または建築に求められる社会性に鑑み、プロジェクト固有の建築を提案します( いわゆる一点物です )。
・プロジェクトの進行につきましては、構造・設備・施工、多くの専門家の方に参加していただき、クライアントの本質的な要望を建築という形に落とし込みます( 建築は、専門分業化が進んでおりますので、各分野の専門家との連携は、必須だと考えています。ちなみに、菊池甫一級建築士事務所の領分は、意匠です )。

・必要に応じて、敷地の選定・リサーチ、地盤状況の調査等の業務をサポートいたします( ただし、厳密には専門外です。報酬もとりませんが、参考程度にお考えください )。

・建築の質を落とさないよう、施工に当たっては、各エンジニアと綿密に協議を進めながら監理を行います (監理とは、設計意図通りに建物が完成するため、打ち合わせ・指示・詳細検討などをするお仕事です。いわゆる現場監督とは異なります。誤解を恐れずに書けば、クライアントの技術面での代理人、というポジションです )。

3つの設計段階

設計のプロセスは3段階、基本構想、基本設計と実施設計に分かれます。

・基本構想は、ご要望・条件の把握、敷地・関連法規をリサーチし、それに見合う案をつくる段階のことを指します。設計段階への下準備のようにも思えますが、重要なプロセスです。その案件の質は、この段階の構想力にかかっている、と考えています。
・基本設計は、基本構想で得られた設計のための条件を把握・再整理し、構想を具体化していくプロセスです。この段階を通して、出来上がる建築の全体像が空間として具体化されます。建築の骨子はここで決定されます。
・実施設計は、基本設計に基づいて設計図書・提案実現に必要な書類を作成していきます。建築の細部を決定する最も専門性の高い段階です。

コミュニケーション重視

規模・用途によらず、クライアントと綿密なコミュニケーションを図りつつ、案件を進めていきたいと考えています。
例えば、打ち合わせ中に、クライアントの方の考え方・ライフスタイルの捉え方が変化したり、より良い案が思い付いたりする場合があります。
その建築の成り立ち・実現までの経過を楽しんでいただき、完成品だけではない、プロセスまでを含めた建築の魅力を共有することが出来れば、と考えています。

契約についてのあれこれ

・設計・監理契約に付きましては、準委任契約(民法656条)とお考えください。請負契約は行っておりませんのでご了承ください(これも誤解を恐れずに書くならば、請負契約とは、設計図を書き上げてクライアントに納める仕事だと考えています。それに対して準委託契約は、クライアントの技術的な顧問・代理人という立場です。専門知識のない個人が一人で建築を作るのは難しいから、技術・芸術・哲学面を誰かに託したい、という時に引き受けるお仕事だと考えています )。

・設計料につきましては、平成31年国土交通省告示第98号という算定方式がありますので、そちらをたたき台に、話し合わせていただきたく思います( 実際は、完全に個別です。その人の予算・規模、どこまで実現したいか等を理解して、かつプロジェクト進行中の事務運営や各専門家への報酬、そして個人の生活を脅かさない範囲を見定め決定しなければならないからです。あえて書くならば、クライアント側の事情半分、事務所側の事情半分で折り合いを模索するのが実際です)。
・設計契約前の締結前に、最低でも以下のプロセスを実施させていただきたいです。

初回相談・・・ご要望・条件の共有、敷地・関連法規のリサーチを実施します。こちらは、報酬などの要求はいたしませんので、お気軽にご相談ください。

初回プレゼンテーション・・・初回相談の後、ご了解をいただければご要望・条件を基づいた設計案を数案ご提案いたしたく思います( 基本構想の入り口とお考え下さい )。こちらは、報酬をいただきたく思います。その方が、各専門家の方々にも声をかけやすく、事務所としても作業に集中出来るからです。

2.企業・施設・地域へのコンサルティングとアドバイス

建築に関する研究・業務を通して得た知見・経験を活かし、企業やプロジェクトへのアドバイザリー活動も行っています。
建築という分野は現在、非常に多岐に渡り広がり続けています。それぞれで高い専門性を有する一方、専門性の高さ故、同じ業界内でもコミュニケーション不全に陥ってしまうこともしばしばあります。そのような状況を鑑み、建築業界全体でより豊かなコミュニケーションが行えるようお手伝いできればと考えています。 業務を円滑に進めるお手伝いをすることは勿論、企業やプロジェクトの新たな可能性掘り起しを目指します。
・アドバイザーとして業務契約を結んでいただく場合、月ごとのアドバイザリー料( 5万円前後)を申し受け、開発会議・コンセプト立案のお手伝いをさせていただきます(大体は、月1・2回、会議に参加して欲しいというご依頼が多いように思います )。
各プロジェクト個別にアドバイザリー契約を結んでいただく場合、コンセプト立案・プレゼンテーション一回当たり15万円程度のアドバイザリー料を申し受けさせていてだきます。

・その他、各種イベントの企画・設計・制作業務なども行っています。

3.まちづくり・まちづかい・図書にちなんだ企画や運営

菊池は、大学時より都市計画の研究を行い、中心市街地の居住環境・景観などの知見も有しています。
これまで、都市という、多くの人々が同時に活動するフィールドのアクティビティ・生活環境の快適性に目を向けた、活動を行ってきました。また各種ワークショップに参加、時には主宰し、市主催のシンポジウムにパネリストとして参加したり、区の基本構想・基本計画策定委員として活動した経験もあります。
さらに菊池は、図書についても活動を進めています。本そのものはもちろん、本を用いた子ども向けのワークショップを実施した経験もあります。
それらの知見に基づき、まちづくり、まちづかい、図書にちなんだ、ワークショップ・計画策定などの企画・運営のお仕事も行っています。
こちらは、予算も少なく、ボランティアや種まき活動的な意味合いで行われている事も多いと思いますので、費用の事は気にせず、お気軽にご連絡ください。

4.建築・図書に関する展示・出版


これまで、幾つかの展覧会や出版作業に関わってきましたが、今後も建築や図書を通じて多くの活動に働きかけることが出来ればと考えています。建築・図書で得られる知見は、単にそのプロジェクト単体にとどまらず、それをさらに領域を広く押し広げる普遍性をもったものだと信じています。また、建築・図書を通して考え続けている社会課題や回答を、多くの場で広めていければと考えています。
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