基本構想
コンセプトを作成し、それを用いてプロジェクトに見合った建築の原型を作成する事。例えばクライアントワークの場合、初回面談で双方の共通言語となるコンセプトを見つけ出し、2回目の打ち合わせ(プレゼン)で具体的な造形を用いた意見交換を行ってみる、など。やりとりの中で、そのプロジェクト固有の基本構想が導かれる。
基本設計
基本構想で得られた設計のための条件を把握・再整理し、構想を具体化していくプロセス。この段階を通して、出来上がる建築の全体像が空間として具体化される。基本構想で得られた建築の原型が、概念・哲学・芸術視点の追及だとすれば、この段階では、生活のための利便性・日々の細やかな要件などが満たされていく。出来上がる建築の全体像が空間として具体化され、建築の骨子はここで決定される。
公共性
その建築が、個人のみならず、社会・地域・集団の利益にどれほど寄与できるか、という性能。建築の用途、プロポーション、環境負荷、居心地、など指標は多岐にわたる。また公共性は、公共建築のみならず、個人の住宅や店舗などにも備わっている。公益と私益は対立概念ではなく、公益は言わば、私益の対象範囲を拡大した先にあるものである。
コンセプト(基本理念)
コンセプトとは、プロジェクト、そしてそれに関わる世界をよくするために導かれる、20文字程度の母国語で示された言葉。クライアントの想い、キクチケンの知識・技術・経験・哲学、プロジェクトにおける要望・条件、敷地・関連法規をリサーチ、さらには、その場で起きた雑談、笑い、日常生活の愚痴に至るまで、あらゆるエッセンスがコンセプトの種となる。例えば、菊池甫一級建築士事務所のコンセプトは『ともしびの建築』。
実施設計
基本設計に基づいて設計図書・提案実現に必要な書類を作成する事。建築の細部を決定する最も専門性の高い段階実施設計は、確実さと確信を追い求める作業である。優れた実施図面は人体の解剖図のように、その建築の本質、実物から窺う事が出来ない内部の秘密と緊張を知らしめる。
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